ダイエットに失敗する原因とは?その本当の根本的な理由とは何か?

こんにちは、さくちゃんです!
多くの人にとって
自分を変えるために極めて重要なもの
それがダイエットだといえると思います。
しかし、一説によると
ダイエットに失敗する確率は
なんと80%にも上ると言われています。
なぜこんなにも
ダイエットは難しいのでしょうか?
その本質について
今回はまとめてみたいと思います。
目次
ダイエットはとても簡単、なのにほとんどの人が失敗する理由とは?
とあるアンケートの結果によると
ダイエットの失敗率は80%。
これは極めて高い数字です。
5人チャレンジして、たったの一人しか
思ったような体重をキープすることは
出来ないということです。
この数字が意外だと思う人も
しっくりくる人もいると思いますが
私は最初に聞いた時に
とても妥当な数字だと感じました。
それは、実体験からも
ダイエットはとてもむずかしい
という感想を持っていたからです。
しかし、普通に考えてみると
ダイエットはとても簡単なものです。
すごく当たり前のことを言いますけど
人間は摂取カロリーより
消費カロリーが多ければ痩せます。
人間は物理法則の枠から逃れることは
出来ませんので、質量保存の法則に従い
これが適用されます。
ですので、その逆に摂取カロリーが
消費カロリーを上回れば太ります。
ということは
つまり、食事量を減らせば痩せます。
サウナスーツの値段も
バナナやきのこやりんごを
食べるかどうかも関係ありません。
食べた分 - 動いた分 - 基礎代謝 = 体重の増減
このシンプルな式に従います。
極論すると運動も
あまり考えなくていいです。
運動の消費カロリーって普通の人の
レベルだと大したことないですからね。
(健康のためにはすごく重要ですが)
そこよりも重要なもの
それは、ほぼシンプルに
「食事量を減らせばいい」
これだけの話なんですよね……。
しかし、これだけのことが出来ない。
考えてみたら不思議ですよね。
しかし、それには
もちろん理由があります。
なぜ人は食べることを我慢できないのか?
痩せたければ食べなければいい。
本当はみんなわかってると思います。
でも、改めてここを
考えることが大切だと思います。
現実に、この食べなければいい
ということそのものが
成功率20%しか達成できない
ほどに難しいことなのです。
なぜ食事量を減らすという
シンプルな命題が、そこまで
難しいことなのでしょうか?
その理由は、人間の内面において
行動を決定しているもの
意思決定をしているものが
一つではないからです。
一つではないどころか複数あり
それはてんでバラバラの方向であり
ときには真逆の行動原理が
同時に備わっていたりします。
ダイエットで考えてみましょう。
人は痩せたいと思いたち
その実現に向け行動します。
または行動しようとします。
その痩せたいという気持ちが
どこから来ているかと考えると
細かくは人それぞれ理由はあると
思いますが、病気などで
切羽詰まっている場合を除いて
多くの場合
- 美しくなりたい
- 健康になりたい
この2つの理由に収束する
場合がほとんどかと思います。
これは、自分の中の未来予測の
機能から求められる理想ですね。
未来予測は、脳の外側
大脳新皮質のさらに前寄りの
前頭前野あたりを使って
導いている理想です。
脳の新しい部分、人間らしく
理性的な部分がこれを訴えています。
それに対して、自分の中には
未来なんかより今すぐ食べたいという
要求をしてくる自分がいます。
脳で言うと、真ん中よりの
大脳辺縁系がこれを司ります。
より原始的で、動物的な機能であり
極めて情動的な欲求部分と言えます。
もうこれだけ考えても不条理ですよね。
今すぐ食べたい自分と、食事制限をして
未来に理想を叶えたい自分。
完全に真逆の自分が
内面には存在してしまっています。
それが自分の中で
綱引きしている状態なわけです。
そして、その結果残念ながら
未来予測よりも情動的な命令が
だいたい勝ちます。
勝率は80%くらいのようですね。
圧倒的ではないですか!
これは仕方のないことなんです。
人間は、脳の中心に近いほど
その命令は強いのです。
これは構造上の問題なので
逃れられない現実です。
我々の意識や自我と言ったもの
つまり思考しているような気分に
なっている部分というのは
大脳新皮質に備わっている機能です。
そして脳の大脳辺縁系より内側の部分は
意識することも認識することも出来ない
いわゆる無意識や潜在意識の領域です。
つまり、思考している部分なぞは
考える考えないにかかわらず
無意識領域の命令によって
最初からだいたい
負けてしまっているわけです。
この強力な食欲をコントロールすることは可能なのか?
今回の記事のテーマである
理由をまとめますと
食べる、食べないという判断基準において
未来を予測(食べない)する自分と
動物的(食べる)な自分という
真逆の判断が綱引きをしている。
そして脳の構造の結果
動物的な判断が勝つことが多い。
これがダイエットを失敗する
根本的な理由です。
タイトル的にはここで結論なんですが
もちろん重要なのは原因に対して
どのように対策できるかですよね。
この原因に対して、どのようにすれば
ダイエットを成功させられるようになると
言えるのでしょうか?
実際のところ、人間の判断基準は
全て2つの理由に基づいています。
快楽を求める
痛みを避ける
この2つです。
食べるか食べないかも、人それぞれの
価値基準において、快楽なのか
痛みなのかと言う理由があり
その理由の強い方を選択します。
食事制限すること、食べないことの
快楽とはなんでしょうか?
例えば、美しくなった自分や
計画を達成した喜び、健康
といったものでしょう。
逆に痛みはなんでしょう?
空腹や我慢から湧き上がる
不快感ですね。
食べることについてはどうでしょう?
痛みは、醜い自分、不健康
我慢できなかった自分への失望
つまり、主に食べないことで
感じる気持ちよさの逆ですね。
では食べる気持ちよさは?
これは美味しいこと、満腹感
といった本能的な充足感であり
これはまさに生命維持のための
欲求であると言えると思います。
この生命維持の欲求こそが
人間の根本原則ですので
超強力なわけです。
この原因に対して
取るべき方法はシンプルです。
- 食べない快楽
- 食べない痛み
- 食べる快楽
- 食べる痛み
要はこの4つの
行動理由があるわけです。
具体的な細かい理由は
人それぞれ違っています。
この中の
1,食べない快楽
4,食べる痛み
この2つの理由をとにかく増やし
2,食べない痛み
3,食べる快楽
この2つの理由をとにかく減らします。
2と3の理由を、1と4の理由が
上回る率が高くなればなるほど
ダイエットの成功率は高まるわけです。
これが理論的な
ダイエットのための解決策です。
理論的に考えるダイエットの具体的な方法とは?
理論的に考えてみた場合
ダイエットの向き合い方というのは
実は人それぞれ違ってくるという
ことがわかってくると思います。
食べるということにおいて感じる
感情が、人それぞれ違うからです。
ですので、まずは人それぞれ違う
その感情がなんなのか知ることが
大切になります。
その方法としてお勧めしたいのは
大きく2つの方法です。
まず一つ目として、ダイエットに対する
自分なりのメリットデメリットを
可能な限り書き出してみます。
そして、その書き出したものを
普段湧き上がる食欲とそれに関する
感情に結びつけて考えるようにします。
無意識を全てコントロールすることは
実際には難しいですが、そのように
理性的なメリットを、感情と結び
つけることをくり返すことで
ダイエット成功率はどんどん
上がっていきます。
もう一つは、具体的に計測できる
ものに落とし込むことです。
そしてそれを可能な限り
短い間隔で計測するようにします。
具体的には、例えば毎日同じ
時間に体重を測る。
毎食カロリーを計算して記録する。
などです。
これも普段漫然と感じている感情を
目に見えるものに置き換えることで
理論的に思考することができる
ようになり、成功率が高まります。
他にも色々なやり方があると
思いますが、自分なりの感情と理性に
基いて考えていけば、自分なりの
最適なやり方に近づいていけると思います。
ダイエットと人生再生計画との関係
ダイエットについて考えることは
とても価値のあるものだと言えると思います。
それは、人生においてもっとも重要な
柱の一つである「健康」の大きなカギで
あるとともに、その成功と失敗は
人間の本質を考えるために、とても
理解しやすい要素でもあるからです。
例えば、ブログは毎日ちゃんと
記事を書くという「行動」をすれば
まず間違いなく結果が出ます。
しかし、多くの人がそのわかりきった
行動をしないので成功しないのです。
その原理は今回書いたダイエットと
同じと言えるでしょう。
つまり、改善方法も同じ
根本原理で対応可能なわけです。
他の様々な成功と失敗も
同じ理由で起こっていることが
多いですよね。
自分の内面に向き合い
湧き上がる感情と
目指す理想を明確にし
これからどんどん自分を
理想に近づけていき
人生を再生させていきたい
と思います。