なぜ成功に習慣が必要なのか?習慣と成功の関係を考えてみた

   

成功のために必要なものという話題において、常に最上位に存在するもの、習慣

 

あまり深く考えずとも、まあそうかなと思ってしまうところですが、一度冷静になぜ習慣が成功のために必要なのか、考えてみたいと思います。

 

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成功に必要なのは方法ではなく行動

 

一般人が感じている成功と実際に成功した人の感じているものの違い

 

成功に興味があり、その手の本などを読んだことのある人や少しでも突っ込んで調べたことのある人なら、成功に必要なものが習慣という話はとてもしっくり来るものだと思います。

 

しかし、特に具体的に成功などについて考えたことのない普通の人に、「成功のために必要なもの」という話を振ると、やり方・コツと言った方法論や、運や恵まれた環境などという話が出てくることが多いものです。

 

 

実際に成功というのはどのような状態かを考えた場合、それは結果が出ている状態と置き換えることができるでしょう。

 

 

過去の偉人の伝記を読んでみたり、実際に成功している人の達成プロセスを見る限り、結果を出すために必要な要点は大きく2つ。

 

「正しいやり方」で「行動を積み重ねる」こととと言えるでしょう。

 

 

枝葉をものすごく端折っていうならば

 

方法×行動=結果

 

こういう方程式になるでしょう。

 

 

一般の人達がなんとなく考える成功のために必要なものはこの2つの「正しいやり方」寄りで、実際に成功した人の本などに書かれているのは「行動を積み重ねる」こと寄りであることが、感覚の差を生んでいるのだと思います。

 

 

現代の成功には特に行動の必要性が高い

 

冷静に考えれば行動が重要なのは当たり前のことですよね。

 

行動しない限り、宝くじが当たって大金が転がり込むようなドラマチックな成功は通常ありえませんからね。

 

最初の一歩を踏み出さずして、そして歩き続けずして目的地にたどり着くことはありません。

 

実際には宝くじも買うという行動をしなければ当たりませんし。

 

 

では方法論やコツのようなものは必要ないのか?

 

そんなことはなく、もちろん「正しいやり方」もものすごく重要です。

 

 

しかし、現代の情報化社会において、「正しいやり方」の入手難易度は極限まで低くなっていると言えるのではないでしょうか?

 

ネットで調べれば出てこない情報は無いレベルですし、知の集積である書籍も、それこそ無限とも言える数が比較的安価と言える価格で手に入ります。

 

やろうと思えばお金を払わずとも、図書館だけでも膨大な情報を得ることができるでしょう。

 

 

情報だけでなく、実際に先生や師匠になる人を見つけようとしても、情報発信をしている人やその道のプロとつながることも、ネットを活用すれば容易です。

 

本当にすごい時代ですよね。

 

 

つまり、成功するための2つの大きな要因の内、「正しいやり方」の側は現代社会では非常に手に入れやすいため、比較してもう片側の「行動を積み重ねる」側をクリアすることが結果を出すための大きな必要条件であると言えるわけです。

 

 

人間は基本的に行動しない生きものである

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潜在意識に組み込まれた強烈なプログラム

 

現代社会で成功するために必要なのは行動であると言われても、わかっていても、残念ながら実際には行動できないのが人間です。

 

人間は基本的に行動しない生きものである、とすら言われることがあります。

 

なぜでしょうか?

 

 

人には、表面で考えている部分と、無意識部分が存在しています。

 

心理学用語では、認知している部分を「顕在意識」、無意識部分を「潜在意識」などとも言いますね。

 

 

人間は脳の構造上、この潜在意識側に支配されていると言っても過言ではないかと思います。

 

行動に対する顕在意識と潜在意識の支配の割合は、2:8という話もあれば、潜在意識が97%という論もあります。

 

中には潜在意識のほうが2万倍強いと書かれているものありました。

 

 

実際、理屈だけで考えれば食べる量を減らすという行動をするだけで成功が確実である「ダイエット」は成功する人のほうが圧倒的少数であることからも、潜在意識の強さというのはわかりますよね。

 

 

その潜在意識には、「現状を維持せよ」という強烈なプログラムが組み込まれています。

 

人間は体温が上昇すれば平熱に戻そうとします。

 

運動などで鼓動が早くなれば、普通に戻そうとします。

 

悲しいことも嬉しいことも、時間が経てば段々と薄らいでいきます。

 

 

それは現状に戻そうとする生命の根源的なプログラムが働いているからです。

 

これを恒常性維持機能(ホメオスタシス)と言います。

 

 

行動を抑制する理由や感情を生み出すのは無意識からの働き

 

このプログラムが変化に対する嫌悪感や、変化を強烈に恐れる感情を生み出しているわけです。

 

そして、成功のための行動をすることは、すなわち変化を生み出すことであり、そこに無意識からの抵抗が生まれてしまい、脳はあらゆる何らかの理由を生み出し行動を抑制しようとします。

 

行動できない理由や言い訳は、人それぞれその場面場面でいろいろなものがあると思います。

 

しかし、そのほぼ全ての原因は、潜在意識からの「現状を維持しろ」という命令により生み出されているのです。

 

 

行動しない人間に行動をさせる、それが習慣

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習慣と行動の関係

 

成功のためには行動が必要。

 

しかし、行動が生み出す変化には、無意識から抑制がかかる。

 

では、どうすればいいか?

 

そこで習慣の出番になります。

 

 

習慣というのはつまり、「ある事が繰り返し行われた結果、その事が日常の行いにまで到達したもの」、ということです。

 

習慣化しているものは、それが日常なのですから、潜在意識からの抵抗感は生まれません。

 

むしろ、それを「しないこと=変化」ですから、習慣を辞めようとすることに抵抗感が生まれるようになります。

 

 

歯磨きやお風呂に入ることで考えるとわかりやすいかもしれません。

 

それを面倒と考える人は少ないと思います。

 

それどころか、歯磨きをしなかったり風呂に入らないことにこそ違和感を感じるものだと思います。

 

それはその行動が習慣化しているからです。

 

 

 

つまり、成功のために必要な行動を、習慣化の域まで持っていくことができれば、それを継続することは容易くなるということです。

 

 

習慣を作る方法とは?

 

習慣を作るために必要なことは、潜在意識がそれが日常であると感じるまでの期間、抵抗感に逆らって継続して行動することです。

 

現在主流になっている説では、その期間は21日間程度と言われています。

 

 

成功のために必要な行動を見つけ、それを意図的に習慣化すること。

 

これこそが行動しない人間を長期間継続して行動させる方法であり、成功と習慣の関係を証明しているものなのです。

 

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